コラム
チャレンジ!ネクストリードオリジナル DX クイズ
ネクストリード代表小国の著書『企業に変革をもたらす DX 成功への最強プロセス』。おかげさまで多くの読者様から嬉しいご感想をいただいてきました。発売から 2 年が経とうとしている今もなお、この本をお読みいただいたご縁で DX 関連の講演や記事監修などのご依頼を頂戴します。あらためまして、皆様に感謝申し上げます。流行や特定の技術ではなく DX に関する本質をお伝えしている本ゆえ今も廃れることはなく、自信をもって皆様におすすめしています。
そこで、今回はちょっと遊べるコラム企画をお届けします。本をお読みいただいた方にも、“積読”中の方にも、そしてまだ入手されていないという方にも、気軽にお楽しみいただける、ネクストリードオリジナル DX クイズ をご用意しました。本書の中からポイントとなる部分をピックアップしてクイズにしたお得な企画です。ご自身の DX の知識を再確認する意味でも、お気軽にチャレンジを!
■クイズタイム!
DX クイズは全部で8問です。
解答と解説は記事の後半にご用意しています。ご自身の回答をメモして、最後に答え合わせをしてみてください。
Q.1
2018年(平成30年)に経済産業省が発表した DX レポートの中で指摘された、IT 分野の人材不足や既存システムの維持困難、これらによる経済損失等のリスクの通称は何でしょうか?
① 2025 年の崖
➁ 2030 年の崖
③ 2050 年の崖
…
Q.2
2020年(令和2年)に米ボストンコンサルティングが行った調査で、「DX に成功した」と回答した日本企業の割合はどのくらいでしょうか?
① 5%
② 14%
③ 30%
④ 59%
…
Q.3
本書に書かれている「DX の推進にあたり最初に行いたいこと」は何でしょうか?
① 自社のビジョンと目標の明確化
➁ 最新ツールの導入
③ 指揮を執る IT ベンダーの指名
④ 発言権がより強い人の DX 担当へのアサイン
…
Q.4
経営者が社内のキーマンを指名する際、本書ではどんな人物が適役であると述べているでしょうか?
① 社内で最もデジタルスキルが高い人
➁ 相手の発言を素直に聞いて汲み取れる人
③ 年齢ができるだけ若い人
④ DX についてどちらかというと反対派の人
…
Q.5
ネクストリードでも採用している、開発工程を細分化してフェーズ(サブシステム)ごとに設計・開発・テスト等の工程を繰り返し、優先度の高いものから順に開発していくモデルは何と呼ばれるでしょうか?
① スパイラルモデル
➁ ウォーターフォールモデル
③ スーパーモデル
④ V 字モデル
…
Q.6
「要件定義→設計→開発→テスト→製品リリース」と、一つの工程を完全に終えて次の工程へと進む、従来から盛んに用いられてきた開発手法は何と呼ばれるでしょうか?
① プロトタイピング開発
➁ アジャイル開発
③ ウォーターフォール開発
④ ウォーターメロン開発
…
Q.7
DX の成果を見る指標について、本書ではどのように述べているでしょうか?
① 政府機関などが公表している数値目標を活用するべき
➁ 定量的な基準設定が難しければ定性的な基準でもよい
③ 国の定めるチェックリストを使うのが望ましい
④ 分析の際、企業規模の大小は加味しなくてよい
…
Q.8
本書の帯には「〇〇のない DX は必ず失敗する」と書かれています。〇〇に入る言葉は何でしょうか?
① ビジョン
➁ 予算
③ リソース
④ 計画性
■解答と解説
Q.1
① 2025年の崖
つまり今年ですね。
2018 年(平成 30 年)の懸念は現実になりつつありますが、影響を軽減する努力も各所で続けられています。当初の予測を超えるスピードで AI が進化し、生成 AI の民主化が起こり、状況が刻々と変化する 2025 年を私達は生きています。
…
Q.2
➁ 14%
③の 30 % は世界各国の平均です。つまり日本で「DX に成功した」と答えた企業数は世界平均の約 50 %でした。DX という言葉が独り歩きし、「ツールの導入」と同義に語られるようになったことの結果とも言えるでしょう。本書では日本の DX の実情についても触れています。
…
Q.3
① 自社のビジョンと目標の明確化
第 2 章の「ビジョンなき DX で会社中が混乱」の中で、自社課題の分析なく DX を無理やり推し進めることの危険性を述べています。まず組織に適したビジョンを定義し、従業員の納得を得ることが欠かせません。
…
Q.4
➁ 相手の発言を素直に聞いて汲み取れる人
技術者がいれば、キーマン本人に高いデジタル技術は不要です。それよりも、顧客の現状を丁寧にヒアリングし、技術者の意図を正しく汲み取り、次にやるべきことを適切に判断・理解できる力が必要なのです。
…
Q.5
➀ スパイラルモデル
進行中の効果をなかなか感じにくく、飽きてしまいがちな長期の DX プロジェクト。時と場合に応じて効果的に成果を演出する上で、小プロジェクトを複数回していく開発モデルは有効です。フェーズごとに「アイデア出し→設計→開発→テスト」を繰り返します。
…
Q.6
③ ウォーターフォール開発
滝のごとく上流から下流へ流れるように開発する手法です。精密な計画書に基づくため、工程のスキップや後戻りがありません。予算の策定もしやすいことから、大企業などにも好まれるという側面があります。しかし、長い開発期間に起こる環境的・社会的・社内的変化に対応し切れなくなるというデメリットもあります。実際に多くの企業が開発の遅延や中止を余儀なくされたり、不足を補うためのツールの買い足しなどで損失を出したりするという現実に直面しています。
…
Q.7
➁ 定量的な基準設定が難しければ定性的な基準でもよい
成果の指標は、自社の状況・環境に基づいたものにする必要があります。定性的な指標を用いる場合は、できるだけ曖昧さを排除して明文化することが大切。目標の策定時に細かく定義しておくとよいでしょう。
…
Q.8
➀ ビジョン
ビジョンの整理、明確化、策定、共有。DX を成し遂げるには、まずビジョンを明確にし、関わる人全員に浸透させる必要があります。本書にはその為のノウハウや事例を惜しまず詰め込んでいます。DX に取り組む多くの皆様に届きますように。
皆さんは何問正解できましたか?
本書の中でより詳しい説明に触れていただくことができます。明るいビジョンを持って DX に取り組む皆様の一助になれば幸いです。今回は DX クイズにお付き合いいただきありがとうございました!
【書籍のご案内】
『企業に変革をもたらす DX成功への最強プロセス』
https://wadainohon.com/dx_process/
【ニュース】
弊社代表小国の書籍『企業に変革をもたらす DX成功への最強プロセス』発売
https://nextread.co.jp/information/dxbook/
【関連記事】
社長が表に出たがらないので、内緒で本の感想を言い合ってみた
https://nextread.co.jp/column-casestudy/dxbook01/