メンバーインタビュー

【R&D 奈須翔太】開発チームメンバーには、特定分野だけでも自分を超えていってもらいたいです

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こんにちは!今回は、ネクストリードのクラウド開発エンジニア、奈須翔太に話を聞きました。プリンシパルアーキテクト&デベロッパーとして R&D グループの中核を担い、チームの教育にも熱心に取り組みながら数々のプロジェクトに参画。2023年には、日本マイクロソフト主催の Microsoft Top Partner Engineer Award (Azure カテゴリ)を受賞しました。ネクストリードの技術力の証左とも言える存在です。

 

 

ネクストリードに参画したきっかけを教えてください。

私はもともと独立して1人でフリーランスとして活動していました。しかし他の多くの人と異なるのは、フリーランスとしては珍しく、仕事の営業活動もせずよくあるエージェントも使わず、完全に人からの紹介のみで、要件定義から保守運用まで請負をメインに委任も混ぜてやっていたことです。

 

そんな中、現 R&D グループ執行役の湯浅さんが前に勤めていた会社の役員から私に声がかかり、その会社に業務委託として入りました。仕事の中で湯浅さんと話すようになったのがそもそものきっかけです。その後湯浅さんは退職しネクストリードに入られました。少ししてから連絡があり、某外資系企業のアセスメントサービスのコンサルティングを手伝ってほしいと言われネクストリードに参画しました。コンサルをきっかけに、その流れで開発や保守運用も行うこととなり今に至ります。

 

ネクストリードの開発チームではどのようなお仕事を担当していますか?

システム開発に必要なことは大抵やっています。
お客様がやりたいこと・実現したいことをヒアリングし、適切な設計をするアーキテクト。
設計に沿い、保守運用や改修のしやすさまで考慮した開発。
テスト、インフラ設計、保守運用。

 

他にも、チームメンバーの教育やレビューもしています。チームでわからないところがある人がいれば都度教えていますし、書かれたコードはほとんど目を通してレビューします。それ以外にも週に1回のスキルトランスファーを目的とした定例、ノウハウのドキュメント化も行っています。少しずつでもいいので、自分の仕事を誰かに奪ってもらうのを目標に仕事をしています。

 

ネクストリードはどんな会社だと思いますか?

フルリモートということもあり、良くも悪くも「自分で調べて解決していける能力」がないとやっていけない会社だと思います。「技術や仕事は誰かに教わるもの」「仕事は人から与えられるもの」という意識ではやっていけません。

 

ただし、仕事だけ与えて放任という意味ではなく、ネクストリードは聞けばきちんと答えてくれる会社だと思っています。こういった実力主義としては珍しく、IT 業界未経験でも採用しています。やる気があれば最先端の技術を学びながら仕事ができるのでとても良い環境だと思います。反面、「教えてもらわないと何もできない」というような方にはとてもきつい環境だとも思います。まとめると、やる気があって成長していきたいという意欲のある方には非常にマッチするのではないかなと感じています。

ネクストリードの開発手法やチームにはどのような特色がありますか?

「要件が決まらないと開発できません」「この要件で合意したので後戻りできません」という、一般的によくある話をなくしていきたいと思って開発をしています。ネクストリードはプロジェクトにコンサルティングから入ることが多いので、言われたことをそのまま実現するのではなく、「なぜ必要か?」「本当に必要か?」を考えて他の方法や実装見送りの提案を行うこともあります。また、開発途中でも便利な機能・仕様を思いつけば要件になくても盛り込むことがあります。これは、“単なる開発チーム” と違いコンサルの流れを汲んでいるからこそできる開発かなと感じています。

 

また、保守を行う際はアクティブ保守を心がけています。システムリリース後はパッチも当てずに塩漬け(放置)、機能追加などがあってもそのまま触らず対応しないベンダーは多いと思います。ネクストリードでは、保守をしている限りはパッチバージョンだけでなくシステムのメジャーバージョンなども積極的に追従しています。これは、私が「もうすぐ使っているバージョンのサポート期限がくるので、バージョンアップ対応のために新たに予算を組んでお金をください」というのが嫌いというところから来ていて、通常保守の範囲で行うべきものと考えているためです。その代わり通常よりも保守に関わる料金は上がるのですが、安心して全てを任せていただけることはお客様にとってもメリットだと思います。また、自前でシステム部を立ち上げるよりは安いはずです。

 

そもそも、エンジニアが自分のために作ったツールやシステムでさえも途中で足りない機能や仕様に気づきますし、自分で使っている最中に「ここの挙動は良くない」というものも出来上がります。プロが自分のために自分で考えて作ったシステムですらこうなのです。それを忘れずにお客様に寄り添うチームでありたいなと考えています。

 

Top Partner Engineer Award を受賞した感想や周りの反応を教えてください。

代表の小国さんの他薦によって受賞したため、特に意識することもなくいつの間にか受賞していたという感じでした。これで何か変わったかというとほとんど変わりはなかったのですが、昔から仕事をくれていた人たちには連絡しておきました。やはりみんなが知る企業から名前も公開されているということで信頼感は増すことができたかなと思いますし、大きな仕事も受けることができますよ、とついでに種まきができました。笑

 

プライベートはどのように過ごしていますか?

仕事中「これ以上改善できることはないか」「まだ別の方法があるのではないか」ということを常に考えているのですが、その中で思いついたことを実験していることが多いです。

 

また、美味しいものを食べることが好きなので、旅行に行ったり美味しいレストランのあるデパートなどに行ったりしています。最近は子どもが大きくなってきたので、公園などに連れていくこともあります。あとは不定期ですが、友人たちとリアル脱出ゲームやボードゲームなどをやっていたりします。

 

開発チームの中心として、今後どんな風に仕事をしていきたいですか?チャレンジしたいことはありますか?

開発チームに対しては、教えられることは(求められるなら)全部教えるので、それを吸収し、あわよくば特定分野だけでも自分を超えていってもらいたいなと考えています。

 

また、これまで自分が業務委託などでさまざまなところを見てきた経験や、知人のフリーランサーからも得た情報では、ウェブサイトでは「短納期高品質」を謳っていても、内部的にはそうではなく本質的なことが実はあまり出来ていない提供会社が、規模の大小を問わず少なくない数あります。ネクストリードの開発チームは、本質的な技術や知識をしっかりと身に着け、それをバックボーンとして並走型・伴走型の開発ができるようにしていきたいと考えています。

 

ソフトウェア開発の世界では、普通の人を 20人揃えるよりもスーパーエンジニア 3人で取り組んだほうが短納期・高品質であるといったことが往々にして起こります。ビジネスとしては人依存を無くすのが正解ですが、システム開発としては人依存を無くせば無くすほど質が下がり納期が延びる傾向にあるように思います。そのため、自分の仕事としては「依存してもらえる人」を増やすことにチャレンジしていきたいなと考えています。

 

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