コラム
Vol.4 今年の出来事③ 組織が次のステージにあがったら成長痛がすごかった
事業企画グループの 3 名が 2024 年を振り返る座談会。
前回は AI やアライアンスの拡大を軸に 1 年間の事業の成長についてお伝えしました。
Vol.4 では、ネクストリードという会社が「組織」として進化を始めた、その蠢き(うごめき)をお伝えいたします。
■「個の集まり」から「会社組織」へ
大坪:今年は、特に長く在籍しているメンバーにとっては会社の変化を強く感じた 1 年だったんじゃないかと思います。私としては、このお話には一番熱が入ってしまいそうです笑
佐野:私もです!メンバーが増えて会社が成長するにつれ「組織」というものを強く意識するようになりました。外からは分かりにくかったと思いますが、体感ではものすごい変化のあった年でした。私たち事業企画グループは意識的に会社全体を見渡す目を養い、「経営者意識」について考えるなど、ある意味挑戦の 1 年でしたよね。おふたりの実感はどうですか?
大坪:成長中の企業が直面する課題として「30人・50人・100人の壁」という言葉が使われますが、ネクストリードは規模的に正に今 30 人の壁に直面していますよね。これまでは小国さんが会社を子育てしているような状況で、一人ひとりに目を行き届かせてきましたが、人も増えてさすがにそれが難しくなってきました。
佐野:子育てのたとえ、上手ですね!本当にその通りの状況だったと思います。
大坪:その中で、小さなひずみも時々生じましたよね。ただそれは必ずしも悪いことではなく、顕在化したことを前向きに捉えれば修正できる段階のものだと思っています。これまでの「個の集まり」から、「会社組織」になっていく段階にあって、組織体制や評価制度、品質のばらつきをなくすための施策などを少しずつ整えていく流れになりましたね。
佐々木:その動きは入社したばかりの私でも日々感じていたことでした。それだけ試行錯誤の連続だったということですよね。大坪さんは秘書としてさまざまな手続きやビジネスレビューのセッティングなど、ダイレクトにそこに関わってくれていましたよね。
大坪:確かに新しい動きは多い 1 年でした。これまでのネクストリードは、直接自分に関係のないことにはある意味「手を抜けた」と思うんです。でも、一見無駄だと思われがちな事務作業やコミュニケーションも長期的に見れば成長のために必要なことなんですよね。だから皆さんに理解して協力してもらうことが不可欠です。
佐々木:理解して寄り添ってもらえたら嬉しいですね。
大坪:少人数の頃は当然のように同じ方向を向いていられましたが、人が増えれば意識して取り組まないとバラバラになってしまいますからね。これは課題でもありますが、「そういうステージまで来られた」という捉え方もできるかもしれません。
■ぐんと伸びるために必要だった成長痛
佐野:確かに、ステージがひとつ上がったと前向きに考えたいですね。佐々木さんは以前教師として学級を運営するという経験をしてきたと思いますが、会社の組織運営と通じるものはありましたか?
佐々木:はい、入社して間もない頃から通じるものがあるなと思っていました。自分の経験を元に話すと、規模が 10 人のクラスもあれば 40 人のクラスもある中で教師としてやりやすいのは 10 人のクラスでした。一人ひとりをよく見て、良さを活かして充実感に繋げるということができるので。
佐野:それが、これまでのネクストリードですね。
佐々木:そうなんです。逆に人数が多いのは大変ですが、人数分の色々な考え方が出てきて、それが組織の成長には欠かせないと実感してきました。だから、人数が多くなることは決して悪いことではないと思っています。
大坪:実体験からの言葉に説得力がありますね。
佐々木:ネクストリードは優秀な人が多いのでこれまで個人の裁量で仕事が成立していたと思いますが、組織を形成していく上ではある程度のルールが必要だなと感じています。一から十まで固めるのではなく、これまでの歴史も踏まえてネクストリードらしい仕組みやルールを作れたらもっと良い会社になるんじゃないかという期待があります。そう考えると、私はむしろ楽しみです。
佐野:変化の中で既存の仕組みが合わなくなる瞬間は絶対に出てきますよね。私たちも日々変化に直面し、上手くいかないこともあり、これをどう捉えようかともがいた 1 年だったと思っています。「成長痛」かもしれませんね!
大坪:こういう感覚を、ポジション的に代表と距離の近い私たちがまずはしっかりと体感し、全社の皆さんにも共感してもらえるよう広げていきたいですよね。
佐野:そうですね。事業企画グループのミッションは、小国さんの近くでその考えをよく理解し、社内に浸透させる方法を考えたり良い雰囲気を醸成させたりすることだと思っています。だから社内の動きにはアンテナを高く張ろうという自覚が強まった 1 年でした。ネクストリードという同じ船に乗って進む仲間として、皆が進行方向を見つめていたいですね。
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ネクストリードにとって、今年の大きなトピックだった「組織のこと」。 どんな変化があったのか、事業企画グループの実感をもとにお話ししました。この成長痛を経てぐんと背が伸び、さらに素敵な組織へとパワーアップするネクストリードを楽しみにしていただけたら幸いです。次回は座談会最終回です!
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